≪ロータリー賞≫
鹿児島西RCは社会の目立たないところで誠実に、継続的に意義のある社会奉仕活動を続けている個人あるいは団体を顕彰するためロータリー賞を創設。クラブ内の推薦委員会の選考を経て受賞者を決め毎年、クラブ創立記念日に表彰式を行っている。
第1回は昭和40年。
◆ 過去のロータリー賞 ◆ | 50〜41回 | 40〜31回 | 30〜21回 | 20〜11回 | 10〜1回 |
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第30回(平成8年3月13日) |
自らの障害を乗り越えて |
鹿児島西ロータリークラブ ローターアクトクラブ副会長 日高京子さん(28歳)
=鹿児島市 |
日高さんは生まれつきの脳性麻痺による障害を自らの努力で克服し、社会人として立派に自立された。平成6年からは当クラブの提唱するローターアクトクラブに入会、現在は副会長として持ち前の明るさと深い教養により、そのメンバーシップを見事に果たされている。
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第29回(平成7年3月29日) |
風船バレーボールで障害者を支援する |
鹿児島市心身障害者総合福祉センター 友愛館 中川正恵さん =鹿児島市 |
中川さんは介護が必要な障害者と健常者が一緒になって楽しめる「風船バレーボール」を、平成3年からディサービス事業に取り入れ、機能回復に大きな成果を上げている。しかも、在宅障害者がスポーツを通じ、いろんな人たちと交流し、親睦を深める中で、社会参加への意欲を高めることにも役立っている。
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第28回(平成6年3月30日) |
おもちゃで社会参加を支援する |
「おもちゃ図書館エンジェル」(代表者 松永文子さん) =鹿児島市 |
松永さんらは昭和61年、心身に障害を持つ子供たちにおもちゃを通じて出会いとふれあいの機会を提供しようと、世界中に広まっていた「おもちゃ図書館エンジェル」を、鹿児島に立ち上げた。医者や主婦、学生ら仲間のボランティアと共に運営に当たり、社会参加を目指す子供たちや親たちに大きな希望を与えている。
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第27回(平成5年3月24日) |
施設への訪問奉仕を続ける |
「さわやか会」(大竹山亘子代表) =鹿児島市 |
「さわやか会」は、市民学級で看護や福祉について共に学んだ15名の主婦らで結成された。以後15年間にわたり、毎月1回、特別養護老人ホームを訪問し、おむつの整理や入浴の手伝い、美容師会員による髪の手入れ、ホームの清掃など献身的な、心のこもった奉仕活動を続けている。
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第26回(平成4年3月25日) |
特技を生かして打ち込む |
鹿児島県点訳・朗読友の会(海江田悦子会長) =鹿児島市 |
同友の会は社会福祉に関心のある人たちが、その特技を生かし、視覚障害者を支えようと結成され、30年の活動実績を誇る。会員も100名を超える。会は点訳と朗読の2部会で構成され、童話から小説、歴史、医学分野まで広い範囲にわたって編集、制作した点訳図書、朗読テープを、県立点字図書館に収めている。
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第25回(平成3年3月27日) |
生活者の視点で問題解決の |
鹿児島市立生活学校連絡会(代表者 福留ミキさん) |
同連絡会は生活者の立場から、地域の課題を取り上げ、調査、研究し、学習を深めながら問題解決に取り組んでいる。とりわけ河川浄化やゴミ問題に積極的に取り組み、廃食油石鹸作りなどによる資源有効利用運動に力を入れている。
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第24回(平成2年3月28日) |
ボランティア活動で模範の |
鹿児島市立武中学校生徒会 |
鹿児島女子高等学校家庭クラブ |
鹿児島市立谷山小学校仲良し会 |
武中学校生徒会は自主、自発的に町の清掃活動や募金活動を行うなど、ボランティア活動を通じて地域社会の一員として社会奉仕への関心と実践力を高め、他校の模範となっている。
鹿児島女子高の家庭クラブは甲突川クリーン作戦への参加や独居老人宅の訪問など多方面にわたって実践的なボランティア活動を続けており、他校の模範となっている。
谷山小学校仲良し会は町の清掃活動や老人ホームの慰問などを行っており、社会奉仕への関心、意識の高さは他校の模範である。
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第23回(平成元年3月23日) |
子供たちを交通事故から守る |
四元矢二さん(78歳) |
磯崎愛樹さん(82歳) |
川井田敬二さん(75歳) |
上吹越三雄さん(75歳) =いずれも鹿児島市 |
4人は鹿児島市児童通学保護員制度がスタートした昭和46年から
18年間、登校、登園する子供たちを、輪禍から守るため、通学路に立ち、交
通整理や指導に当たっている。毎朝1時間ではあるが、休校、休園以外は毎日
というハードな勤務。地域の住民から感謝されている。
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第22回(昭和63年3月24日) |
検視一筋の |
警察医 福崎三彦さん(63歳) |
新聞配達で奉仕の |
鹿児島商工3年 森 達也君 |
吉野中3年 大迫秀幸君 |
鹿電子工1年 池田勝利君 =鹿児島市 |
病院長である福崎さんは昭和28年から34年間にわたり、変死体
の検視や留置人の衛生管理などを務める警察医として、人のやりたがらないハ
ードな仕事を黙々と続けてきた。この間、手がけた「仏さん」は1200体にの
ぼる。医者としての使命感に基づく献身的な活動が認められ、警察庁長官から協
力者表彰を受けた。
森、大迫両君は地元新聞の配達員。その頑張り屋ぶりが認められ、大迫君は南
日本新聞社が毎夏、実施している1ヶ月間のアメリカ派遣に選ばれた。森君も毎
夏、行っている富士山登山研修のメンバーに選ばれた。
池田君は地元紙、鹿児島新報(廃刊)の配達員で、2年9ヶ月間、毎朝、1時
間掛けて自転車で配達を続け、その頑張りぶりが読者からも好感を持って受け入
れられている。
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第21回(昭和62年3月19日) |
美容で奉仕の |
「グループ 風」代表 幸 かほるさん(51歳) =鹿児島市 |
美容師の幸さんは昭和49年ごろから福祉施設を訪問、美容奉仕を
始めた。同59年からは若い美容師たちでつくるボランティア組織「風」の代
表となり、毎年、精薄児のための施設を、会員と共に訪問、園児の髪の手入れ
など奉仕活動を続けている。今では園児たちからお姉さんのように慕われ、情
緒の安定にも寄与している。
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