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第4回4世代フォーラム開く
「夢をかたちに」をテーマに熱い討論
―9月21日 鹿児島市民文化ホールで


2008.9.21 於:鹿児島市民文化ホール第2ホール

「夢をかたちに―世界の子ども達の『今』について考える」をテーマに、第4回4世代フォーラムが9月21日午後1時半から、鹿児島市民文化ホールで開かれた。世界の貧しい国々で1日に3万人の5歳に満たない子供たちが夢を見ることもなく死んでいる現状にどう向き合うか。老、壮、青の4世代を代表するパネラーや参加した約200人の市民の間で熱い討論が繰り広げられた。
 鹿児島西ロータリークラブの主催で、鹿児島ロータリークラブをはじめ鹿児島市内9クラブが共催した。

 七枝敏洋社会奉仕副委員長の司会で当日のプログラムが紹介され、川平建次郎会長が「古き時代の世界と日本を知る世代と、現状に甘んじられない世代が一堂に会してデスカッションすること自体が多くの人の意識改革に資するものと信じます。本日のフォーラムが有意義なものとなりますよう祈念します」と、開会の挨拶。次いで地区委員でもある迫田修鹿児島城西クラブ会長が、安満良明ガバナーのメッセージを代読。「ユニセフの発表では年間1000万人もの幼児が夢を持つこともなく亡くなっているという現状を認識し、人と人との相互理解という現代社会が見失っているものを語りあってほしい」と激励した。
 パネルデスカッションに先立ち、「鹿児島県青年海外協力隊を支援する会」の弓場秋信事務局長がパワーポイントを使いながら「現場からの報告」。マレーシア、ラオス、タイ、カンボジアなど開発途上国で食糧や安全な水が不足し、病気になっても治療が受けられず、多くの子供たちが死んでいく現状を報告した。また、「手を差し伸べよう」というVTR映像も会場に流された。
 この後、パネルデスカッションがスタート。当クラブの社会奉仕委員長、深尾兼好会員がコーディネ―タ―となり、島田俊秀・鹿児島西プロバスクラブ会員(鹿児島大学名誉教授)、大野達郎・当クラブ会員(南日本新聞監査役)、日高恭子・鹿児島西ローターアクトクラブ会長(南九州ファミリーマート)、黒田いずみさん(IBS外語学院研究生)、小郷愛さん(鶴丸高校1年)、増田澪さん(鹿児島高校2年)が、各世代を代表するパネラー役を務めた。

 コーディネーターの深尾会員が「世界で毎年1千万人もの5歳未満の子供たちが飢餓、戦争、病気で夢を実現することもなく死んでいる。毎年、東京が一つづつ消滅していると考えれば、恐ろしいことだ。まず、4世代の方々に、それぞれの思いを語って頂きたい」と発言を促し、討論が始められた。
 「戦中、戦後、我々はカボチャや芋の葉まで食べて飢えをしのいだ。食べ盛の子供がひもじい思いをすることほど悲しいことはない」「飢えは遠い昔の話ではない。私たちは国連の援助で戦後を生きのびた。85年前の関東大震災の時は、米国をはじめ先進国から援助があった。アフリカの飢えも他人事ではなく、地球市民という認識が大切だ。鹿児島にもユニセフを設立して運動を広めてほしい」「社会人になって、これまで生活に追われ、自分のことで精一杯だった。アフリカのことなど考えもしなかった」「日本では飢える人はいないし、飢えに苦しむ人の気持ちが分からない。無知であることが問題だと思う」「外国では綺麗なものを求め、その国の暗い部分を見ないようにしてきた。現実を直視して、自分の子供や孫に置き換えてみると、問題が身近になる」など、それぞれが自分の人生体験を踏まえ、発言した。
 会場からも、日本などの先進国の身勝手さが開発途上国の食糧事情を悪化させている現実を指摘する意見も出された。
 最後に、深尾・コーディネーターが「この討論を通して感じたことは生存を脅かされることなく温々と生きている我々から、もっと意識を高めていくことが大切だということだった」と、締めくくった。
 閉会の挨拶の中で、鹿児島ロータリークラブの種子島登会長は「これを機会に各世代の方々が自分たちの手の届く範囲で、『子供たちに手を差し伸べ、夢を与えよう』という意識を持っていただき、何らかの行動を起こしていただくなら、本日のフォーラムが有意義なものになるでしょう」と述べ、2時間余にわたるフォーラムを終了した。

開会の挨拶
鹿児島西ロータリークラブ 会長  川平建次郎


 ロータリークラブというのは、1905年に職業倫理の高揚と親睦を旨として、当時すさんだ社会を呈していた米国シカゴで発祥しました。そしてその後、地域社会のために、また国際的なニーズに対応して何か貢献できないものかと模索しながら実績を重ね、100年が経過しています。 わが鹿児島西ロータリークラブは、ロータリー100周年を節目として、地域社会の4世代の皆様が、ともに基調講演を聴き、パネルディスカッションで議論し合う機会を持つ試みをしてきました。初年度は、郷土の誇るべき教育方式「郷中教育」をテーマに取り上げました。2年目には、「絆」としました。3年目の昨年は「地球環境問題」をテーマとしました。いずれも、活発な討論が行われ、小学生や、高校生の鋭い発言に大人が、たじたじとなるような場面が多々ありました。今年度は4年目、第4回となるわけですが、マンネリ化するのもどうかと思い中止も考えました。しかし、若い世代から強い要請を受けました。同時に市内に10クラブある他のロータリークラブからも背中を押されて開催することにいたしました。
   さて、世間では3世代という言葉がよく使われます。4世代という言葉は、私たちが勝手に作った造語であります。ロータリーで社会に対する奉仕を考えるときに、4つの世代分けをしているのであります。4つの世代分けとは、
@8歳未満の世代、すなわち高校生以下の世代。
A18歳から30歳までの世代。この世代は社会人として駆け出しの世代。
B世間で活躍している世代、いわゆるロータリークラブに所属される会員の世代。
C第一線をリタイアした後も、お元気にご意見を発信される世代。
という以上、4つの世代分けであります。
   今年度の国際ロータリー会長は、韓国ソウル市出身の李東建さんという方ですが、全世界のロータリアンに向かって「夢を見ることもなく、5歳未満の子供たちが、毎日3万人亡くなっています。多くの人が衛生面、教育面、経済面その他あらゆる面から手を差し伸べてさえいれば、落とさずに済む命であります。世界中のロータリアンは、何らかの形で子供たちに手を差し伸べ、子供たちの夢をかたちにしてください」と、発信されました。このメッセージを受けて、今年度のテーマは「夢をかたちに」といたしました。社会奉仕委員会という奉仕部門が、会員の熱意と市民文化ホールのご好意を受けながら担当いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
 なお、このフォーラムは、結論を持つ必要はないものといたします。古き時代の世界と日本を知る世代と、現状に甘んじられない世代が、一堂に会してディスカッションすること自体が、多くの人の意識改革に資するものと信じます。また、新しい決意をさせてくれます。本日のフォーラムが有意義なものとなりますように祈念しながら会長挨拶といたします。本日は日曜日であるにもかかわらず、多数お越しいただきましてありがとうございました。

国際ロータリー第2730地区ガバナー 安満良明(あま よしあき) メッセージ


 4世代フォーラム開催おめでとうございます。お忙しい中たくさんの皆様にお集まりいただき、ありがとうございます。ホストクラブの鹿児島西ロータリークラブの皆様には準備などお世話をおかけします。また、市内9ロータリークラブの皆様にもご協力ありがとうございます。
 さて、今年7月のユニセフの発表によると、世界では年間に5歳未満の子供たちが一千万人死亡し、その半数の5百万人がアフリカに集中しているとあります。その原因は介護のない出産や、栄養失調、飲料水の衛生、肺炎、下痢、マラリア、エイズ、ポリオなどです。この子供たちは夢を見ることさえもできなかったのです。私たちが少し手を貸してあげれば、この子供たちは夢を描き、夢を実現する努力をし、夢をかたちにしていけるのです。これは遠い外国の物語でしょうか。今、日本では子供たちが若者が未来の夢を描いているでしょうか。日本は今、豊かな物に覆いつくされて人間とは、生きるとは、命とはなんであるのか見えなくなっています。人と人との交流が断ち切られ、孤独感にさいなまれ 感動で笑い喜び、悲しみで思いきり涙を流したりなどの感情を忘れてしまい、「ムシャクシャしたから誰でも良かった」だけの動機で、他人を傷つけ命を奪う事件が多発しています。
 日本は恵まれすぎて大切なものを見失っています。皆様方とともに見失った大切なものを思い、世界の夢さえ見られない子供たちのことを知り、何か手を差し伸べることはできないのか考える機会にしていただきたいと思います。その子供たちに手をさしのべ、その子供たちが夢を描き、夢を形にしていくことが、私たちロータリアンとロータリークラブの 夢です。

パネルディスカッションのメンバーと発言要旨


<コーディネーター>
鹿児島西ロータリー・クラブ
深尾 兼好

<コメンテーター>
青年海外協力隊を支援する会
弓場 秋信

鹿児島西プロバス・クラブ
島田 俊秀

鹿児島西ロータリー・クラブ
大野 達郎

鹿児島西ローターアクト・クラブ
日高 恭子

鹿児島西インターアクト・クラブ
鶴丸高等学校1年
小郷 愛

鹿児島西インターアクト・クラブ
鹿児島高等学校2年
増田 澪

市民代表(IBS外語学院研究生)
黒田いずみ

深尾
世界で毎年1000万人もの5歳以下の子供たちが飢餓、戦争、病気で夢を実現することもなく亡くなっている。恵まれた日本にいると実感はないだろうが、毎年東京都が1つづつ、消滅していると考えれば恐ろしいことだと気づく。
日本人にとっても、このアフリカの子供たちの実情はかつて体験したことだ。戦後まもなくは先進国からの多くの援助物資があり、飢えをしのぎ栄養をつけることもあった。今日はそのような問題を体験したプロバスの方から、恵まれた中で育っている高校生までの四世代の方々に思いを語っていただきたい。

島田
大学で教鞭をとって若者たちに接していた立場から言えば、今の若者は恵まれている。私の体験では、戦中、戦後 我々はカボチャや芋の葉までたべて飢えをしのいだ。育ち盛りの子供がひもじい思いをするほど悲しいことはない。人間は3歳くらいまでの体験がその人の基礎をつくる。戦争を体験した子供たちは将来に問題を残す。
援助については、日本は稲作の国だから減反した農地で再び米をつくりどんどん援助すればいい。ただ援助だけではなく自ら貧しさから抜け出せる力をつけさせる支援が必要だし、最終的には教育が大事だ。

深尾
日本の外食産業は発達し、そこから多量のゴミをだしている現実がある。
いま地球上で問題になっていることは、水、教育だろう。現在は環境難民と呼ばれる人も多くなった。
我がクラブでは2005年にネパールに牛を送り現地を訪問した。現地に行ってみると見えてくる。

日高
日本の大学生のありかたに自分の学生時代を含めて問題を感じる。社会人になっても生活に追われ自分のことで精一杯だった。アフリカのことなど考えもしなかった。 1人では何もできない。先日、鹿児島市内の5つのローターアクトクラブ会員が集まって、募金活動に取り組んだが、組織の大切さと、隣の人に勇気をだして話してみて仲間づくりをすることを学んだ。

小郷
自分たちにできることは何かと考えてしまう。
報道によると援助物資を送ることが多いが、その国の人たちが自立できるための援助をすべきだ。
高校生にとってやれることは少ないし難しいと思う。自分たちはもっと現実を知る必要があると思う。世界中に余っている食料を集めれば飢えはなくなると思う。

増田
イタリアに旅行したとき、子供が物乞いをしているのにショックを受けた。でも、友達は無関心だった。そこで、何かしてあげる原動力になりたいと思った。
日常生活のなかでまだ使えるものをすぐ捨ててしまう。嫌いだからと食事を残す。そこでまず自分から物の大切さを知ることから始めたい。日本では飢える人はいないし、飢えに苦しむ人の気持ちも分からない。しかし、飢える人の気持ちになって考えることが大切だ。
無知であることが問題だと思う。自分も明日死ぬかもしれないと思い、相手の気持ちになって考えることをしたい。

黒田
留学体験で外からみると日本が見えてくる。自分は外国へ行って、綺麗なものばかりを見るように努め、できるだけ暗い部分を見ないようにしてきた。これはとても恥ずかしいことだと気づいた。無関心であることが問題だ。会場には高校生がたくさんいますが、私の高校時代にはこんな意識はなかった。
JICAの体験談などを高校生にも聴かせてほしい。
「世界がもし100人の村だったら」という本がありましたが、とても分かやすい情報でした。情報を身近なものにしたらよいと思う。
また「闇の子供たち」という映画をみて、大変衝撃を受けました。タイの子供たちが売春や臓器移植のためにいともたやすく扱われ、役に立たなければ棄てられ葬りさられている。こんなことがあっていいのか。 
現実を直視して、自分の子供や孫に置き換えてみると身近になる。

大野
飢餓の経験は日本人にとって、決して遠い昔の話ではない。戦争が終わった後、われわれはガリオア、エロアという国連の援助を受けたことがある。85年前の関東大震災ではアメリカはじめ世界中の国々から支援を受けた。世界の人々に救われた時代があったことは忘れてならないし、日本人として感謝の気持ちは失いたくない。
20世紀は戦争で死ぬ時代だった。また、科学の発達で有人衛星が飛び、地球の美しさと危うさを知り、そして地球市民という考え方も生まれた。この地球市民としての連帯の気持ちを大切にしたい。かつてアメリカの有名歌手たちが「USA for AFRICA」というプロジェクトで「We are the World」という歌をつくり、レコードの売り上げを全てアフリカ支援に向けたこともある。
援助には国レベルのODA援助があるが、政府援助ばかりでなくNGOや個人レベルのボランティアも組み合わせなければ実効性はないと思う。草の根の小さな力も、気持ちを合わせれば予想もできない大きな力になる。
援助は必要なところへしっかり届けることが大事であり、信頼できる方法としてユニセフなどを活用する道もある。鹿児島にユニセフ支部を設立して運動を広めたらいい。

弓場
JICAは人的支援を主な役割としている。米作りの技術者、水路建設、さらにシニアボランテア制度(40〜69歳)もあり、鹿児島からも3名派遣されている。篤志家から500万円の支援をいただき、東南アジアで学校建設に役立てた。
発展途上国から学ぶことも多い。日本人の価値観が必ずしも正しいとはいえない。JICAでは学校への出前授業もやっている。援助の相談、資料の提供などもやっているので活用してほしい。

会場からの発言
コートジュボアールのお父さんと息子に出会い、この国の主な産業はカカオの輸出だと知りました。でも、それからできるチョコレートを、この国の子供たちは食べたことがない。日本の子供は幸せだ、と言っていた。
カカオ栽培は先進国の要求であり、先進国のおやつでしかない。主食は作れない現実をみると、先進国はこの国の加害者でもあるのではないか。

深尾
この討論を通して感じたことは生存を脅かされることなく温々と生きている我々から、もっと意識を高めていくことが大切だということだった。

(記録:古木圭介会員)

閉会の挨拶
鹿児島ロータリー・クラブ 会長  種子島 登


 鹿児島ロータリー・クラブの第57代会長、種子島と申します。
鹿児島県内で一番最初に出来たロータリー・クラブと言う事で、私に「閉会の挨拶」を任されました。
本日は鹿児島西ロータリー・クラブ主管・市内10ロータリー・クラブ共催の「第4回 四世代フォーラム」に多数ご出席のうえ、最後まで御討論頂き誠に有難う御座いました。
 ここに改めて会場の皆様方に深く感謝し、御礼申し上げます。
 鹿児島西ロータリー・クラブが「ロータリーの100周年」を機会に、地域社会の皆様を対象としたフォーラムを企画され、第一回目に「基調講演とパネルディスカッションで議論しあう機会」を持たれてから、今回が第四回目となります。私も毎年欠かさずこのフォーラムに出席させて頂いております。
 毎回、素晴しい企画で感動があり、「一クラブでやるにはもったいない事業である」と言う印象がありましたので、市内10クラブが協力し合ってこの事業が実施できれば、「より多くの方々に参加して頂けるのではないか」ということで、鹿児島西ロータリー・クラブの川平会長と天本幹事に、市内10ロータリー・クラブの会長・幹事会の歓談の中で、お話をさせて頂きました。
 残念ながら今回は、日程的に各ロータリー・クラブとの調整が困難で、市内の残り9クラブが「共催と言う形で動員のみの協力」しか出来ませんでした。この事を先ず以ってお詫び申し上げます。
 開会式で川平会長からも話がありましたが、今年度の国際ロータリー李東建会長が「何らかの形で不幸な子供たちに手を差し伸べ、子供たちの夢をかなえてください。」と言う事を私どもロータリアンに呼びかけられました。
 その事を踏まえ、今年度は「夢をかたちに」と言うテーマのもと、鹿児島西ロータリー・クラブの社会奉仕委員会を主体に、「四世代フォーラム」の開催が行なわれ、実りある成果を得て終了いたしました事に対し、心より深く敬意を表します。
 これを機会に各世代の方々がそれぞれ自分達の手の届く範囲で、「子供達に手を差しのべ夢を与えよう」と言う意識を持っていただき、日頃、何らかの行動を起して頂くならば本日のフォーラムが有意義なものとなりましょう。
 私共、ロータリアンは率先してこのような奉仕を行なう為の啓蒙活動を実施し、事業を行なってまいりますので、今後とも皆様方の一層の御理解と御協力を賜りますよう宜しく御願い致します。
 本日は皆様方には、貴重な休日にも関わりませず、このフォーラムに多数ご参加いただき、誠にありがとうございました。
 関係の方々にも心より感謝申し上げまして閉会の挨拶とさせて頂きます。

移動パネル展もにぎわう


 また、この日、会場受付周辺では、県内38クラブの日頃の活動ぶりを紹介する移動パネル展も開かれた。フォーラム参加者や、同ホール内で催されたイベントの参加者も大勢、詰めかけ、熱心に見入っていた。

社会奉仕委員長 深尾兼好 総括


 私共、鹿児島西ロータリー・クラブが市内全クラブのご支援をいただき「世代を超えて身の回りの様々な問題を語りあおう!」と企画した4世代フォーラムが、雨模様の中、200名の心ある方々のご参集を得て、去る9月21日(日)開催されました。
 第4回目を迎える今年度、李東建国際ロータリー会長の提唱する「夢をかたちに」をフォーラムのテーマとしてとりあげ、戦争難民、環境難民、そしてこれらがもたらす極貧と飢餓、飲料水の欠如、保健ケアの不足の中で命を奪われていくあまりにも多くの子ども達の「今」を知り、同情するだけではなく、何ができるかを語りあう機会にしたいと考えました。
 今回は国際ロータリーやユニセフからも映像資料の提供を受け、青年海外協力隊を支援する会の弓場秋信事務局長からカンボジア・ラオス・アフガニスタンといった最貧国の訪問体験、信じられない少年兵士の姿や1億3000万人ともいわれる教育を受ける権利を奪われた子ども達の中で必死に学ぼうとする笑顔の子ども達の現状をレポートしていただき、4世代6名によるパネルディスカッションに移りました。ディスカッションでは様々な観点や体験から幅広い発言があいつぎ、予定時間を30分オーバーしても収拾がつかず、聴き入ってしまって、コーディネーターとしての力量不足を痛感いたしました。
 ご発言いただいた出演者の皆様、並びに動員にご尽力をいただいた市内10クラブのメンバーの皆様に、心より御礼申し上げます。

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