≪ロータリー賞≫
鹿児島西RCは社会の目立たないところで誠実に、継続的に意義のある社会奉仕活動を続けている個人あるいは団体を顕彰するためロータリー賞を創設。クラブ内の推薦委員会の選考を経て受賞者を決め毎年、クラブ創立記念日に表彰式を行っている。
第1回は昭和40年。
◆ 過去のロータリー賞 ◆ | 50〜41回 | 40〜31回 | 30〜21回 | 20〜11回 | 10〜1回 |
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第52回(平成30年3月28日) |
中洲児童クラブ運営協議会 支援員 井上 智子 様
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井上智子さんは、近年社会問題化する、待機児童の増大に対処する鹿児島市の子ども・子育て支援事業に携わり、日中保護者が家庭にいない小学生児童に対して、放課後、遊びや生活の場を提供するなど、14年の長きに亘り子供たちの健全な育成を図るとともに、働く保護者を支援する学童保育を実践し、本年は第2クラブまで立ち上げられた。
その積極的な取り組みが、ロータリーの弱者救済の精神を実践するものとして推薦された。
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第51回(平成29年3月22日) |
当事者支援団体「ここほっと」 小園 公子 様
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当事者支援団体「ここほっと」は、ステップファミリー〈子連れ再婚家庭〉シングルマザー、DVや性的被害者等、人に言えないが故に社会的に問題視されない女性弱者をサポートし、社会の理解を求める活動を行っている。
「ここほっと」という名称が語る通り、悩みを抱えた女性が信頼できる仲間を得て「ほっと」できる意義ある活動は、ロータリーの弱者救済の精神を実践するものとして推薦された。
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第50回(平成28年2月21日) |
NPO法人 メダカの学校かごしま 久本勝紘・池田博幸 殿
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「川にメダカを取り戻そう」と呼びかけたメダカの学校の活動は、メディアと連携したメダカの救出作戦、生息調査や勉強会から、休耕田を活用した田んぼビオトープへと発展し、メダカのコンサート」や「メダカの写真展」「メダカのシンポジウム」といった誰もが楽しく参加できる集会を通して「自然を大切に」というメッセージを地域社会に発信している。
ふるさとへの愛情をもって取り組む共生、協働の地域づくりは、「超我の奉仕」を掲げるロータリーの社会奉仕の精神を実践するものとして推薦された。
表彰はロータリーデーとして計画された「4世代フォーラム冒頭で行われた。
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第49回(平成27年3月25日) |
愛の聖母園様 =鹿児島市
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愛の聖母園は児童福祉法により、保護者のいない児童、または家庭環境などの事情で適切な保護が不十分な満2歳から18歳までの児童を自動相談書を通じて受入、日常すべての体験を通して社会の一員となりうるよう育成支援を行っている。今年度ロータリー賞の授賞式はファンRI会長の提唱による「ロータリーデー」として実施しよう、と、鮫島会長が提案され、ロータリーデーの実施目的である「地域社会へのアッピール」に沿う形で「地域奉仕シンポジウム」を計画した。今回の受賞者、愛の聖母園の代表川原囿 淳一さんを始め、公園清掃の徳永 絹子さん、鹿児島弁を語り継ぐ会の種子田 幸廣さん、麻姑の手村の卓間光哉さん、通学保護員の田中 信義さん、これにローターアクトの木房 知弓さんをパネリストに、古木プログラム委員長がコーディネーターをつとめ進行。田中俊實ガバナーの出席もあって、100名を超す参加者が真剣な眼差しで見守る中、それぞれのパネリストがそれぞれの立場から現状を報告し、多くの賛同の声が聞かれた。
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第48回(平成26年3月19日) |
40年間、児童通学保護員を務めた「たなかのおっちゃん」 |
元児童通学保護員 田中 信義さん =鹿児島市
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田中信義さんは、ご夫婦で武町内の児童通学保護員を40年間、務められてきた。奥様が亡くなられてからも一人で雨の日も風の日も、児童通学を見守ってこられた。昨年12月をもってやめられ、今現在は、後任の指導にあたっている。武町内会の皆さんに「田中のおっちゃん」と今でも慕われている。
(左)推薦者の久保会員と。(右)長柄会長と。
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第47回(平成25年3月27日) |
NPO法人“麻姑の手村”を主宰し、青少年の学業や社会復帰をサポートしている |
「語らいの駅」GALLERY
特定非営利法人 麻姑の手村 理事長 卓間 光哉 さん =霧島市溝辺町
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卓間光哉さんは、NPO法人「麻姑の手村」の理事長として、不登校やひきこもりに苦しむ青少年を支援、自立心を育成し学業や社会復帰をサポートしている。
また、障害者施設との積極的な交流や奉仕を通じて、同法人利用者の育成にも効果を上げている。 |
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第46回(平成24年4月4日) |
「鹿児島弁を語り継ぐ会」を設立し、子供たちに鹿児島弁の魅力を伝える |
鹿児島弁を語り継ぐ会 代表幹事
種子田 幸廣 さん(61歳) =鹿児島市
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鹿児島弁を貴重な文化としてとらえ、幼稚園や小学校、高齢者福祉施設を訪ね、民話の読み聞かせや手作りの紙芝居、寸劇の披露を通じて鹿児島弁を語り継ぐ活動を行っています。
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誰もが一緒に音楽を楽しみ共感できる場として、 「とっておきの音楽祭」を鹿児島に紹介した |
とっておきの音楽祭in鹿児島 準備委員会
中村 ますみ さん(49歳)
=鹿児島市
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障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しみながら、心のバリアフリーを目指して開催される無料の街角コンサート「とっておきの音楽祭(2001年仙台市で初開催)」の鹿児島での開催に向け大きく貢献されています。また、ロータリーの青少年交換事業にも理解を示され、ホストファミリーとしてご協力を頂きました。
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第45回(平成23年3月16日) |
13年間にわたり、小学生とのふれ合いを通じ、生徒たちの健全育成に貢献する
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岩澤 亮さん(73歳) =鹿児島市
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岩澤さんは13年前から毎朝、鹿児島市立山下小学校の通学路の清掃をした後、横断歩道に立ち、登校してくる生徒たち一人ひとりと握手し、体調を気遣ったり、激励の言葉をかけるほか、正しい服装や礼儀作法を指導、生徒たちの健全育成に貢献している
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22年間にわたり、認知症とその家族を支え、地域社会へ認知症への理解と支援を求めて活動する
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公益社団法人・認知症の人と家族の会鹿児島県支部
「やすら木会」(水流凉子代表)
=鹿児島市
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同会は1989年、鹿児島市痴呆性老人を支える家族の会として発足、患者や家族の悩みを聞き、本音で語り合える集いを主宰するほか、認知症の啓発や人権擁護、保障の充実に取り組んでいる。その熱意は、行政をはじめ医療関係団体や報道機関も動かし、地域社会に認知症への理解と支援を求める活動へと活動の輪が広がっている。
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第44回(平成22年3月31日) |
25年間にわたり、幅広いネットワークを通して地域づくりに取り組んでいる
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「語らいの駅」GALLERY
大坪茶舗代表 大坪 徹さん(55歳) =霧島市溝辺町
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大坪さんは25年前から、何とかふるさとを元気にしようと、
地域と人の幅広いネットワークづくりを進めながら、地元資
源を生かした、地域に根差した地域づくりに取り組んできた。
学・産・官との協働による「地域循環型振興」を目指し、南北
600キロに及ぶ鹿児島の活性化に大きな役割を果たしている。
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第43回(平成21年3月25日) |
戦後から60年にわたり、家庭環境に恵まれない
子供たちの養護養育に献身的に尽くしてきた
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社会福祉法人善き牧者会
児童養護施設「愛の聖母園」
(エルハルド・ワルトラウド施設長) =鹿児島市上福元町
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戦後間もない昭和24年に戦災などで両親や家を失った子どもたちを養護するために設立された。その後、時代は変わっても幼少年期における成長に欠かせない家庭での保護や教育の場から疎外された子どもたちを受け入れてきた。平成21年3月現在の在園児は、2歳から高校生までの男女58名(定員60名)。25名の施設職員が子どもたちと一緒に暮らしながら、子どもたちのすこやかな成長への熱い思いや情熱を傾け、愛と奉仕の精神で献身的な養護養育活動に取り組んでいる。
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第42回(平成20年3月26日) |
甲突川の松方橋付近の左岸に可憐な四季の花々を育てる |
平田重吉さん(91歳) |
騎射場公園のトイレを清掃 |
徳永絹子さん(60歳) =いずれも鹿児島市 |
受章されたのは平田重吉さん(91歳)と徳永絹子さん(60歳)の二人。平田さんは、長年にわたり甲突川の松方橋付近の左岸に可憐な四季の花々を育て、川べりを散歩する人々やジョギングする人々の目を楽しませ感謝されている。徳永さんは毎朝6時から8時まで、騎射場公園のトイレを素手で洗い、多くの人々から「気持ちよく使える」と感謝されている。
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第41回(平成19年3月14日) |
ろうあ者のために独自の音楽活動を続けている歌手
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吉祥谷 友歩さん =鹿児島市 |
吉祥谷さんは2002年から、ろうあ者と健常者が一緒になって楽しめるコンサートを目指し、活動を開始した。双方が音楽そのものの楽しさを共有するため、歌を「歌の気持ち=メロディー」「歌詞」「テンポ」の3つに分解し、それぞれを歌手と3人の仲間のパフォーマーがダンスや手話、さらにはプロゼクターを使っての歌詞の投影などを駆使した、世界初の演出に挑戦した。 |
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