鹿児島の歩き方
趣味の「ロータリー倶楽部」
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南薩路を訪ねるB 射楯兵主神社
卯月に入り、すっかり春の支度もすんだ南薩路は、目に飛び込んでくる花や緑の木々、空や海の色までもがひときわ鮮明になってきました。 今回は、第三回目の南薩路の観光名所のご紹介です。 近年、南九州市頴娃町の海岸にある「釜蓋神社」という神社が、新たなパワースポットとして注目されています。 別府海岸の突端にある岬に鎮座している、通称・釜蓋神社は、正式名称は射楯兵主神社(いたてつわものぬしじんじゃ)といい、早馬神社と戸柱神社の合祀で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を御祭神とする武の神様として崇められています。 創建は不明ですが、享保元年(1716)に社殿が焼失し、翌年再建されたという記録が残っています。 神社の起こりは、天智天皇と大宮姫が御領の安東実重中将を訪ねた折、その接待のため何十石という米を蒸していたところ、釜蓋が突風で大川浦(現在地)まで吹き飛ばされました。土地の人々は、この釜蓋を拾い神として祭り、釜蓋大明神と名付けたといわれています。 また、この神社は開聞神社の末で、最も古くから神社があり、島津光久が寛文7年(1667)に修復したという記録も残されているようです。 ■運だめしに釜の蓋 神社を訪ねると、境内では頭の上に釜の蓋を載せて、落とさないように歩く姿の参拝者をよく見かけますが、これは戦時中、釜蓋を頭に載せて手を使わず落とさないように鳥居から拝殿の前まで歩けたら、戦争から無事に戻ってこられるという願掛けがあり、現在では厄除けや祈願成就、運だめしに挑戦する観光客が多いようです。 また、境内下には、小さな釜が置かれており、せとものの小さな釜蓋を投げ入れ、見事に入れば運が開ける、といわれています。 山手の新緑を横に見ながら南国の海道を駆ける途中、少しの時間、海辺の神秘的情景に出会ってみてはいかがでしょうか。
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