鹿児島西ロータリークラブ

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ツクヨミ

月讀命
古事記では、イザナギが右目を洗った時に生み成され、アマテラス〈左目〉、スサノオ〈鼻〉と共に「三柱の貴き子」と呼ばれ夜の食国の支配を命じられたとあるが、日本書紀の記述は異なり、夜見〈黄泉〉と海の支配となり、その支配領域も行動も、例えば保食神〈ウケモチ〉を殺し、その死体から牛馬、蚕、稲、が生まれ穀物の起源を作ったとされる事例もスサノオと重なる。
また、ツクヨミは、ホオリ〈山幸〉ホデリ〈海幸〉の間のホスセリのように、意図的にほとんど神話に登場させられてはいない。
名前の由来はツクヨミ、コヨミ共に「日月を読む」ことであることからから暦や時を支配する神とされる他月と黄泉の神、或いは、ワタツミ、オオヤマツミのように、「ミ」を神霊として月の神とする説がある。
伊勢の内宮には月読宮、外宮には月夜見宮があり壱岐の月詠とその流れの京都の月読神社が有名。
鹿児島にもいくつかツクヨミを祀る神社があるが和銅年間〈８世紀始め〉島津家久によって創建され、県社としての格式を持つ桜島の月読神社はパワースポットとしても注目されている。
また、ツクヨミは隼人族の神とも謂われ鹿児島では月を祭る行事も多い。