鹿児島西ロータリークラブ

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荒神さぁ

竈神
台所の神と謂われ、鹿児島では人型の御幣を祀る。磯の仙巌園には山神、水神と共に竈神が祀られている。
奄美諸島では特に火に対する信仰が強く、加計呂麻では粘土で小さな竈を造り、台所の隅に祀り御供えする。
荒神さぁは神道では竈三柱神〈迦具土、奥津毘古、奥津毘売〉とされるが仏教的には、三宝荒神の名で知られ、宝塚の清荒神が有名。
年末年始の寒い時期に参道で売られる明石焼きを目当てに参詣する人も多い。
荒神は不浄を嫌うところから火の神として祀られ、その名の通り気性の荒い神様で粗末に扱うと人に祟りを及ぼすとも謂われる。
年末の大掃除で竈を掃除して荒神を祭ったのは今は昔の習慣となったようだ。
薩摩川内にある竈門〈カナカマド〉神社では領主の平佐氏が朝鮮の役より持ち帰った唐火鉢の製法を護るため火の神三宝荒神を勧請したと伝えら、荒神サァと親しまれているが、廃仏により現在は竈三柱神が主祭神として祀られている。