鹿児島西ロータリークラブ
趣味の 「ロータリー倶楽部」
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黒神ドンと老神ドン
住吉池の奪い合い
姶良町郷土誌には、山田の黒島神社と中津野の老神神社が住吉池の所有を巡って争った話が残されている。
山田の氏神は「黒神殿」源氏の大将鎮西八郎為朝とも宇佐明神〈応神・神功〉とも謂われ、一方中津野の老神殿は瓊瓊杵尊を瑞穂の国に案内した猿田彦命。ある日、同じ時刻に住吉池に向かい早く着いた方が住吉池を取ると決め事をした。
当然距離が違うので、黒神は馬で老神は牛でということになり、スタート。黒神は「どうせ、鈍い牛のこと、ゆっくりでいい」と油断したところせっせと牛を駆った老神ドンが先に到着。
住吉池は老神ドンの物となった。何だか「兎と亀」の話に似ているがよくある話なのだろう。
怒った黒神ドンは帰り道、乗ってきた馬を川に蹴落とし、ついて来た二人の子供まで蹴散らしたとか、蹴飛ばされた子供たちは豊留の早馬神社、東餅田の小烏神社に祀られているという。
話は逸れるが、三島村にも黒島神社があり「射場ドン」という処女だめしの奇習がある。祠に至る13段の階段は処女だけが昇れるとか。
姶良の黒島神社にも13段の階段があり社殿に至る石橋は、かつて女人禁制だったとか何か関係があるのかしらん。
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