鹿児島西ロータリークラブ
趣味の 「ロータリー倶楽部」
事務局
鹿児島市金生町3-13-5F
TEL(099−223ー5902)
FAX(099−223−7507)
|
射楯兵主
〈イタテツワモノヌシ〉
別稿でも記したが、鹿の子と罵られ都を逃れた妃 大宮姫を追って開聞宮入られた天智天皇と大宮姫の接待のため、在の侍従安藤実重が火の神と竈の神を勧進し、米を蒸していた時、突風に煽られ釜豚蓋が吹き飛ばされた。
この窯蓋が落下した処に建立されたのが、開聞宮末社 釜蓋大明神と伝えられる。
この神社の主祭神は素戔嗚、その荒ぶれた気性から軍神と崇められ、戦時中は参拝客が絶えなかったとか。が実は、射楯大神とは、素戔嗚の御子 五十猛命〈イソタケル〉の別称。
兵主大神とは、やはり御子の大己貴命〈オオナムチ〉の別称、とも言われ二人とも武を司る神であった。五十猛命は霧島韓国宇豆峯神社に祀られ、素戔嗚と共に韓国を往来したくさんの種子を持ち帰り枯山を蘇らせた神とも謂われている。
また姶良には兵主神社があり大己貴命を祀るが「ツワモノヌシ」ではなく「ヒョウズ」と呼ばれている。
釜蓋神社には、釜蓋願掛けという変わった祈願の方法があり、頭の上に釜蓋を乗せ、鳥居から神前まで落とさず運べば運が開けるとされる。
|
|