鹿児島西ロータリークラブ
趣味の 「ロータリー倶楽部」
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池王〔尾〕明神
〈池田湖龍神〉
三国名勝図会によると、池田湖の池崎に伝わる伝説として「池尾大明神」が紹介されている。
湖の畔の草叢に、人の頭を持ち身体が竜という怪物が横たわっていたのをすかさず短刀で首を刎ねたところ、竜は鮮血を散らして湖に逃げた。
その夜から農夫の家では異変が起き、農夫は死亡、妻は狂ったように「我は池田湖の竜王だ。お前たちの子孫を悉く絶えさせてやる」と叫んだため、親族は恐れ戦き、生樹をご神体として祀った。
その傍らにある小さな祠は竜の母だと謂われる。この社の祭祀は毎年6月18日でその日にはお神酒と鱗の形をした餅が供され、村人はお神酒に酔い、竜の伏せるのに似せのが習わしとなった。
この他、周囲15q、水深230m、九州最大の湖、池田湖畔には軍馬の飼育に因んだ馬頭観音小浜観音。子を奪われた悲しみに崖から身を投じた名馬「池月」の
母馬を祀る・また土地の領主、池田信濃守の戦死を悼み、餓死して果てたその家族を祀る「飢死御前」〔ひじんがごぜ〕。断食した岩穴に刻み地蔵が鎮座する。
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