鹿児島西ロータリークラブ
趣味の 「ロータリー倶楽部」
事務局
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お稲荷さぁ
イナリは稲生りからきた言葉で宇迦之御魂神=ウケモチノカミ(保食神)のことで、キツネと結びつくのは、稲を担った老翁を稲荷神として祀った弘法大師に由来し、真言密教にキツネに乗った荼枳尼天という鬼神がいることから神仏混淆の俗信として稲荷神の神使(ミサキ)とされた。
全国の総本社は千本鳥居の伏見稲荷である。
食物、五穀の神から転じて商売繁盛の神として江戸時代日本中に広まり、二月の初午を祭る初午祭は江戸城大奥でも行われたという
鹿児島では、島津氏初代忠久が、渡来系の秦氏の稲荷神崇敬を受け継ぎ、島津氏の行くところ必ず稲荷神祭ったことに始まる。
これは忠久の生母、丹後の内侍が頼朝の子を身ごもり、正室政子の嫉妬を避け日向に下る途中、大雨の中、大阪住吉神社の境内で出産したが、その時狐火が現れ内侍を守護したという。
以後稲荷神は氏神として祀られ、大雨は島津雨として出陣の慶事とされた。
稲荷川沿いに移された稲荷神社は鹿児島五社の第三社。
社前両脇の白狐、赤狐は慶長の役で義弘が明軍20万と戦った際、明軍の火薬庫を爆破したと伝えられる。
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