鹿児島西ロータリークラブ
趣味の 「ロータリー倶楽部」
事務局
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祇園さぁ
鹿児島では、12世紀、島津家が京都八坂神社の分霊を勧進したのが始まり。祭神は素戔嗚尊と同一とされる牛頭天王とその妃、櫛稲田姫と八王子。
牛頭天王は祇園精舎の守護神であることから祇園社と称され神仏混淆の寺社であったが、明治になって神仏分離令により八坂神社と改称。
これは牛頭天王が新羅牛頭山に由来し、朝廷から八坂の姓を賜った事による。
京都八坂神社総本社は100万人の初詣がある。
幕末に斉彬が砲台を築いた祇園之洲は八坂神社のすぐ東側であったためこうよばれた。
鹿児島五社めぐりの第2の神社、六月燈は賑わいをみせ、オギオンサーの出発点でもある。
話は逸れるが、梅原猛説によると、祇園社に素戔嗚を祀ったのは、当時、都に疫病が流行し怨みを残して亡くなった親王や貴族の崇りだと怖れられたため怨霊の元締め素戔嗚を祀り崇りを鎮めようとしたとされている。
祇園祭の巡行の山鉾は山が怨霊の墓、鉾によって崇りを鎮めるという意味。
怨霊の鎮魂こそが日本古来の神道の目的であったはずだが明治神道によって歪められ天皇や偉人を祀り始めた。
明治神宮、平安神宮、靖国神社然り、鹿児島では照国神社、護国神社然りである。
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