読書・書評―会員お薦めの一冊―「朝にキク言葉」ひすいこうたろう サンマーク出版
長柄英男会員
鹿児島西ロータリーの会員の皆さん、元気でおすごしでしょうか。よく眠れなかった朝、二日酔いの朝、なんとなく元気のない朝を迎えられていませんか。あるいは夜中に目が覚めて眠れないで困っておられる方には特にお薦めの一冊です。今すぐにこの本を買って読みましょう。
実は私はこの本を全部読み終わっていません。でもこの本は間違いなく元気のない人の朝を元気にします。「Good morning words」。この本は一日の始まりを最高のスタートととする言葉でできています。
夜眠れないと訴える患者さんがたくさんいます。特に50代後半から飛躍的に多くなると思います。寝付きが悪い人もいますが夜中の2時、3時に目が覚めてから眠れない人が多いようです。でも考えてみればこの時間帯はそろそろおきだして仕事に出かけようとしている人も多い時間帯なのです。2時、3時に目が覚めてもすぐに眠れる人は眠れないという苦痛を感じません。問題は眠れないことに苦痛を感じる不眠症の患者さんなのです。
そのような患者さん、熱心にこの文を読もうとしているあなたです。今すぐこの本を買ってください。そして一章か二章この本を読んでください。元気に眠れるようになります??。眠れなかった人は直ぐに布団から出ましょう。部屋の電気をつけて、昨日の仕事の続きに取りかかってください。趣味の続きをしましょう。読みかけの本の続きを読んでください。見終わってないビデオをみるのもよいと思います。間もなく新聞が配達されてきます。新聞を読んでください。
何もすることが思い浮かばなかった人は朝ご飯の支度にかかりましょう。支度をしている間におなかがすいてきます。
ここで、書かれている言葉のいくつかを紹介しよう。
あなたの体は、さっき食べたものでできているように
あなたの心は、さっき味わったコトバでできています。
いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、
誰かの役に立つことだ ニーチェ(哲学者)
好きなものはと訊かれて
お母さんの作ったおいなりさん。 15歳の木村拓哉
あなたのいる場所で、あなたにしかできないことをしなさい。
セオダア・ルーズベルト(26代アメリカ大統領)
いま私は気仙沼市立本吉病院というところでボランティアで診療しています。毎日たくさんの患者さんがきます。患者さんも職員の皆さんも一生懸命立ち上がろうとしています。
政治がどうあろうと東北地方は再びたちあがると確信しました。しばらくの間は私はこの本の続きは読まなくても大丈夫そうです。
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