第45回ロータリー賞決まる
3月16日の例会で 1個人、1団体を表彰
2011.3.16 於:鹿児島西ロータリークラブ第2353例会
社会奉仕活動を続ける個人や団体を顕彰する当クラブの第45回ロータリー賞は、鹿児島市加治屋町4−6サーバス加治屋1102 岩澤 亮さん(73歳)と公益社団法人・認知症の人と家族の会鹿児島県支部「やすら木会」(水流凉子代表)に決まった。3月16日の例会で、南徹会長が表彰状と金一封を送った。
岩澤さんは13年前から鹿児島市内の山下小学校の生徒たちとのふれ合いを通じ、子どもたちの健全育成に貢献する活動を続けている。毎朝、生徒たちが登校する前に通学路を清掃し、午前7時には横断歩道に旗を持って立ち、生徒一人ひとりと握手を交わしながら、体調を尋ねたり、激励の言葉をかけるほか、正しい服装や礼儀作法も指導する。雨の日、雪の日、火山灰の降る日も一日も休んだことがないという。
「やすら木会」は1989年、鹿児島市痴呆性老人を支える家族の会として発足。認知症の患者や家族の悩みを電話などで聞き、本音で語り合える集いを主宰するほか、認知症の啓発、人権擁護や保障の充実に取り組んでいる。その熱意は、行政をはじめ医療関係の各団体や報道機関を動かし、地域社会に認知症への理解と支援を求める活動へと広がりを見せている。鹿児島市鴨池町1−7県社会福祉センター内に事務所(電話099−257−3887)があり、会員は248名。水流さんは二代目の代表。
岩澤さんは「今の子どもは気質が違ってきた。私が『子どもは風の子だ』と言うと『違う、ママの子だ』と言います。学校より塾通いが大変なようで、塾に行っていない子は『未塾児』と呼ばれたりします」とユーモアをまじえて挨拶。
水流代表は「認知症患者の介護をする家族には『頑張りすぎないように』と、患者には『あなた独りじゃないよ。心配しないで』と声をかけます。もっと会員を増やし、患者と家族を支えていきたい」と、語った。
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