サンタローザの交換学生迎えて例会
―7月22日 幸運の晴れ間、日食も楽しむ
2009.7.22 於:鹿児島西ロータリークラブ 第2277例会
アメリカ・カリフォルニア州サンタロ−ザから来日した高校生ら一行が7月22日の例会に出席した。
当クラブと姉妹クラブであるサンタローザのサンライズRCとの間で続いている交換学生プロゼクトにより派遣されたメンバーで、チームリーダーのマギー・ロンドンさんと高校生、短大生9名の総勢10名。このほか、サンタローザ出身で、東京でビジネス・コンサルタントをしているジム・ハンターさんも特別ゲストとして参加した。
46年ぶりの皆既日食の当日にぶつかったこの日、例会に先立ち、一行は午前10時15分に例会場の山形屋屋上に集合。野添良隆会長、世話役の七枝敏洋国際奉仕委員長はじめ駆け付けた会員と一緒になって空を見上げた。生憎の曇天だったが、10時半ごろから時々、雲が切れ始め、綺麗に欠けた三日月型の太陽が姿を現し、「これは奇跡だ」と、一同、大喜び。束の間の天体ショーを楽しんだ。
例会ではまず、野添会長がサンタローザで「葡萄王」となった薩摩の留学生、長澤鼎との縁で、ご当地のサンライズRCと姉妹盟約が結ばれ、双方から若者たちを訪問させる学生交換プログラム事業が始まった歴史的ないきさつなどを紹介、歓迎の挨拶を述べた。
続いて、古木圭介ロータリー情報委員長もプロゼクターを使い、サンタローザとの深い交流の歴史を説明、歓迎ムードを盛り上げた。
この後、七枝国際奉仕委員長がチームの一人一人を紹介、それぞれが壇上に立ち、挨拶した。チームリーダーのロンドンさん(テクノロジーハイスクール美術講師)は「長澤鼎も、自分が鹿児島とサンタローザの間に、こんな友好の種をまくことになるとは、知らなかったでしょう。皆さんの心からのおもてなしに感謝します」と、述べた。
高校生らも「日本文化に触れる機会に恵まれ、感激している」「この体験は、私の人生を変えると思う」など、元気な声で感想を語った。また、特別ゲストのハンターさんも「来月、鹿児島に事務所を開く予定で、その時は、このクラブに入会したい」と挨拶、盛んな拍手を受けていた。
一行は7月7日に成田空港着、東京都内や京都、広島などを回り、同19日に鹿児島入り。当地でホームステイしながら、知事や市長への表敬訪問や日本語のレッスンなど予定された行事をこなしながら8月2日までカゴシマ・ライフを楽しみ、翌3日に帰国した。
▲例会に出席した交換学生の皆さん(敬称略)▲
(後列右から) ブレンダン・アロノフ=高校3年、ライラ・アチソン=高校3年、アラン・ヘルナンデス=高校3年、ミーシャ・ヘイドン=短大2年、トレイシー・ヒックス=高校1年、ハイディー・ヒアボーネン=高校2年、コール・ロレンゼン=高校2年、バネッサ・ペナ=高校1年
(前列左から) サーシャ・スウィードランド=短大2年、野添会長、マギー・ロンドン=チームリーダー、ジム・ハンター=特別ゲスト
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