11-12年度鹿児島西ロータリークラブ アーカイブ
鹿児島西ロータリー・クラブ
会長(2011/7/1〜2012/6/30)
玉利 賢介
ごあいさつ
会長ノミニ―に推薦された1年半前、お前は伝統ある鹿児島西ロータリーの49代目会長として、ちゃんとやっていけるかと問われれば、正直言って自信はありませんでした。同時に48代に及ぶ歴代会長さんがこれまでに築き上げてこられた歴史を汚すことなく、引き継いでいかなくてはならない、というプレッシャーもひしひしと感じました。さらには毎週800字の挨拶文を書き、10分間も壇上に立って皆さんの前で話をしなくてはならない、と考えるだけで気分が滅入ったものです。
しかし、多くの先輩ロータリアンの方々から,恐らく私に自信をつけさせようというお心遣いからでしょう、明るく、ジョークを交じえながら経験談などを聞かせていただき、さらに会長エレクト研修セミナーや地区協議会などに出席し、いろんな話を聞いているうちに、何となく覚悟が定まったというのが実情であります。
それで会長として今期、何をやるのかですが、特別なことは考えていません。ただただ、幹事さん、各委員長さん、全会員の皆さんのご協力を得ながら楽しい雰囲気の中で、この1年間を過ごしたいという願望のみです。「東日本、頑張れ!」「賢介、頑張れ!」の心境で前に進んでいきたいと思っていますので、どうかご支援のほどよろしくお願いします。
会長として最初の大仕事は、今期の委員会構成をどうするか、でした。名簿をご覧になってお分かりのように、できるだけ若い会員に委員長をお願いしました。その代わり、副委員長や委員に経験豊富なベテランに入って頂きました。どうか、委員長さんは何か分からないこと、やりたいことなどがありましたら、遠慮せずにどしどしベテラン会員に聞いたり、相談してください。先輩会員も若いリーダーを育てるつもりで、ご指導をお願いします。
委員会というと、どうしても委員長さんだけが頑張りがちですが、こういう形で若い委員長さんを中心に一体感か高まり、結果として各委員会の活性化につながれば、と期待しているところです。
もちろん、新世代奉仕委員会のローターアクト、インターアクト両クラブには高校生や若者が気軽に相談できるように、委員長、副委員長共に若い会員にお願いしています。ご承知のように両クラブの会員を如何にして増やしていくかが課題になっています。例えば、インターアクトは、各高校のクラブ活動の場としてもっと活用して頂きたいし、職業選択フォーラムも鹿児島高校、鶴丸高校が中心になって市内全部の高校に呼びかけ、参加者を増やせないか、とも思っています。委員長さんには、そういう心づもりで取り組んで頂ければと思います。
来年6月の最終例会では、弁解や反省の言葉も不要で、楽しい思い出だけを語って終われればいいな、と秘かに願っております。そのためにも、会員の皆さんのご協力を、改めてお願いする次第です。
玉利 賢介 会長 プロフィール
新会長に就任した玉利さんは終戦の年に生まれたので今年で66歳。性格は温厚。嫌と言えない性分で「誰も引き受け手がないなら仕方がないからやりましょう」と言って、今までに数多くの社会的貢献をしてきた。
「お人よし」と言ってしまえばそれまでだが、彼の人望がなせる業か、町内会の世話は荒田町内会の歴史に残るほど長期にわたり携わってきた。これぞまさにロータリー精神の原点そのものである。さらには学校のPTA活動でも指導的役割を担い、いまでも小、中学校から頼りにされる存在だ。
仕事はしているの?と思われがちだが、社長を務める潟iンセンもしっかりと基礎を創り上げ、今では後継者に引き継ぐ準備も整ったようだ。また全国の協会でも役職を引き受けて、その信頼は揺るがぬものとなっている。そして厚生労働大臣表彰という名誉も授かった。
それらの多岐にわたる活動を基に、当クラブ創立50周年へ向けて本格的な準備をする大事な年度の会長としてますます手腕を発揮してもらえるものと期待している。
私生活では奥様をこよなく愛している風で、民子夫人は玉利さん同行でなければどこにも出掛けないようだ。いまどき珍しい見習うべき夫婦愛だ。暇を見つけて二人でドライブに出掛け美味しいものを食べ歩いていると聞く。また、時には海外にも出掛け見聞を広め、交流を深めている。特に我がクラブと姉妹盟約を結んでいる米国のサンタローザ・サンライズRCをたびたび訪れ、知己が多い。息子さんがロサンゼルスに留学中は親子3人でサンタローザ゙に出掛けて交流を深めるなど、国際奉仕にも長けている。
ロータリアンとしても、経営者としても幅広い経験を積んでこられた会長なので、我がクラブも益々和気あいあいの和やかで活発な会に発展していくことだと思う。
(記:古木圭介会員)
玉利 賢介 会長の略歴
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株式会社 ナンセン 取締役会長 |
昭和20年4月2日 中国東北部(満州)生れ B型 牡羊座
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住所:〒890-0075 鹿児島市荒田1丁目45番7号 |
Tel:099-253-3300 Fax:099-250-0388
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好きな言葉:絆(きずな) |
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地元の小中学校を出た後,上京し、日本大学第二高等学校を経て日本大学法学部を卒業。東京で10年間、サラリーマン生活を送った後、1970年に鹿児島に帰り、空調設備の(株)ナンセンの前身である南日本化学洗浄に入社、1998年に取締役社長。現在は取締役会長。家族は妻と2男1女。
当クラブへの入会は1993年5月。国際委員長になった時、幕末にアメリカに渡り、ブドウ王となる薩摩の留学生、長沢鼎の縁でサンライズロータリークラブと姉妹盟約を結んでいること、さらに鹿児島市とサンタローザの間で友好盟約が結ばれ、その縁で長沢の誕生地である市内甲南六ヶ町に長沢ブドウの木が贈られ、甲南中をはじめ3校の小中学校で育っていることを知る。その後、ロータリアンとして、また甲南中PTA会長として各学校にブドウ棚や由来を記した看板をつくったほか、PTAやクラブ会員などを集め、ブドウの木の剪定講習会を開くなど長沢ブドウの普及に尽力。一粒でも二粒でもいい、学校の給食に出せるよう育てるのが目標だ。
2007年、簡易水道関係の功労により厚生労働大臣賞受賞。(社)全国建築物飲料水管理協会全国理事・鹿児島県支部長。
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