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平成20年1月24日 徳留 忠敬会員〈徳留・岩元会計事務所会長〉卓話

ロータリアンよ、社会のタグボート役に!


 わが国は、自由経済社会の下であらゆる規制が緩和されていく途上にあり、そのうえ急速にグローバル化が進んで行く。それはそれですばらしいことであるが、それに伴って競争はいや応なしに激しくなって行く。
  競争が激化すればするほど、人は次第に自分のことが精一杯で、つい自利優先となり、他人のことを思いやる余裕がない社会になってきつつある。
  将に、日本中が急いでいる。まず、お父さんたちが仕事で忙しい。お母さんたちも学校や地域社会の活動で忙しい。子どもたちも部活や塾勉で忙しい。学校の先生方も、事業経営者も、政治家も、公務員も、お医者さん方も、もう日本中が競争社会という巨大なメカニズムに飲み込まれてしまって余裕がない。
  しかも、ますますそのスピードは加速されていく傾向にあり、家族同士でさえもface to faceの会話のひとときを持つ余裕すらなくなってきつつある。
  果たして、自由(競争)社会の行き先は、わたしたちが幸福に暮らせる世界なのだろうか。
   そんなことで、ここにきて永い日本の歴史の中に垂直に流れてきた“日本人の規範”が、ガラガラと崩れていくようで、とても日本の将来が憂慮される。
  『ロータリアンよ、いまこそ率先して日本人の規範をしっかり取り戻すタグボート役を担おうではないか』。
  日本文化の根底は、人に対する“愛和”である。“愛は思いやり”であり、“和は仲むつましさ”である。決して争いを好まず、周りの人と調和を保つことを大事にする日本人。これが世界に自慢できる日本の文化なのだ。
  これを外国人が見たら、一見主体性のない日本人、自己主張をしない日本人に見えるでしょうが、言わせておけばよいではないか。
  日本人は、人の心を傷つけてでも前に出ようとする人種ではない。日本人は、とても思慮深く、情の豊さかと意志の強さを持った国民である。
  まだまだ、世界に誇れる日本人の規範は、一人ひとりの日本人の心の中に脈々と生き続けているのです。
  いま世界各地で活躍している日本人を、世界の人々がどう見ているか。これについて、ある著名人が紹介している。
  それは、「礼儀正しい日本人」、「人間社会の約束ごとを守る日本人」、「正直で誠実な日本人」、「裏表なく働く勤勉な日本人」、「両親や先祖を大事にする日本人」の姿であると。
  これが永い日本の歴史に流れてきた世界に誇れる“日本人の規範”だと思う。
 

徳留・岩元会計事務所
会長 徳留 忠敬

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