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平成27年03月04日 深尾 兼好 会員〈株式会社シイツウ 代表取締役〉卓話

CLPについて


CLPの原型は、2000年9月LDT(指導力開発研修委員会)が提唱した「クラブ活性化のプラン」で2003〜04年にかけて6カ国18クラブで試験的プロジェクトを実施。2004年11月には、RIがベストプラクティスと承認、採用クラブ支援のため、地区のDLPを義務化しました。
当地区では、年度によって、ガバナーの方針が異なり、諸先輩の意見の多くはロータリーの原点、4大奉仕をないがしらにするものだとか、クラブの自立性、自主性を踏みにじる暴挙、100年の禁を犯してWe serve.と迎合するなら、俺はロータリーを辞めるとまで酷評されました。
はたしてホントにそうでしょうか?
確かに「CLP Club Readership Planって何だ?」と尋ねられると答えに窮します。リーダーシップとありますから、クラブのリーダーシップを取るような会員を育成しようという事のようですが、そうではないようです。
ロータリーのメンバーは、専門職であったり、経営者、経営スタッフであったり、企業や業界でのリーダーシップをすでに持っている方々です。そのリーダーシップをそのままロータリーのクラブ運営に活かすことが出来ないか?それがクラブの活性化の近道ではないか、という事なのです。
だから、CLPを理解し実行するのは特別な方ではなく、すべての会員自身なのです。会員の持てるリーダーシップをクラブの運営、発展に活用してほしい、クラブの活性化にとって、これが最大のポイントです。
CLPでいう「奉仕プロジェクト」とは、4大奉仕に壁を作らず、単年度という枠も外して職業奉仕を核とした社会奉仕(ロータリーの綱領)を実践する事。
そしてその奉仕をバックアップするために共鳴する仲間を増やす(会員増強)。組織の結束を固めるため親睦と研修を充実させる(クラブ管理)。 更には地域社会の理解と支援を勝取る(広報)。最後に自分たちが寄付したR財団から新しい補助金システムを活用して資金を引き出す(財団)。この5つの部門でクラブ組織を構成しようというプランがCLPなのです。
  つまり4大奉仕を実現するための効果的な組織とご理解下さい。

とは言え、組織の枠組みを決めるだけでは「活性化に向けての動き」は起きません。
まず、クラブの将来はどうなるのか?どうしたいのか?という会員総意の ビジョン(クラブの個性=アイデンティティ)を構築しなければなりません。クラブを動かすためにはモチベーションを上げること、やる気が必要です。
次にそのビジョンを実現するための戦略=長期計画を練る必要があります。
さらに長期計画に向けて「今年度はここまで」、という年次目標を策定しましょう。これは会長・幹事他当年度の理事会の責務です。次に組織や事業の継続を図るため複年度制の委員会運営に切り替えます。
R財団の地区活動資金DDFの申請には必要不可欠な措置で、これは委員長の任期を3年にすることではなく、委員長と委員長エレクトが協力して事業計画を策定し、次年度は委員長は委員として残留、新しい委員長エレクトがメンバーに加わる、というシステムです。
こうすることでガバナー・会長が単年度制でも委員会事業は継続するという形が出来上がります。組織の枠組みを決めるのはそれからです。


クラブ組織をこの世で最も機能的な行動体である人間に例えると、思考を巡らす頭は、クラブを取りまとめ指揮する会長・幹事をはじめとする理事会。様々な臓器が連携しクラブの方針を消化し活力を創り出す胴体は、奉仕プロジェクト(4大奉仕)。ところが頭と胴体だけでは、理解はできても行動はできません。そこで必要となるのが手足です。
奉仕プロジェクトに必要な人材を手招きし、首根っこを?まえる右手が増強。会員を抱き込みナデナデし、時には愛の鞭をふるう左手はクラブ管理・運営。つまり親睦、研修、プログラムを担当する部門です。そして地域の理解を得るために一歩踏み出す右足が広報。地に足を据えその活動を財政面で支援する左足がR財団ということになります。

勿論、すべての委員会事業の実行は全会一致、全員参加が原則です。委員会は企画立案、実施計画の策定、実施に際してのマネージメントを行います。
そして最後に行わなければならないのが「クラブの定款・細則」の見直しです。
RIの手続き要覧は3年毎に開かれる規定審議会の決定をRI理事会が採択して変更されます。RIの加盟組織として従わなければならない事項と、クラブの自主、自立性を基にクラブで決めた規則にCLPを反映させなければなりません。定款・細則はクラブ会員が遵守しなければならないクラブの規則だからです。

株式会社シイツウ 代表取締役
深尾 兼好

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