日本老年行動科学会、鹿児島大会開催
−前田義博・当クラブ会員が大会会長の大役果たす
高齢者問題で研究発表や実践報告も
前田義博会員
第13回日本老年行動科学会の鹿児島大会が9月3日から2日間、鹿児島市のかごしま県民交流センターで開かれた。全国から大学の研究者や介護施設の関係者ら約320人が参加、認知症と介護などをめぐる研究発表や実践報告などが行われた。
大会会長を務めた当クラブ会員の前田義博・社会福祉法人「寿康会」理事長が最初に登壇、「本格焼酎の鹿児島、豊富な温泉を有する鹿児島で『ケアと研究の出会い』を、2日間にわたって開催し、共に学ぶことは愉快なことです。大いに楽しみながら勉強しましょう」と、歓迎の挨拶。
この後、佐藤真一・同科学会会長(大阪大大学院教授)が「行動科学と高齢者ケア」をテーマに基調講演、続いて井形昭弘・名古屋学芸大学長(日本尊厳死協会理事長)が「夢の長寿社会」と題して特別講演を行い、会場を埋めた参加者たちはメモを取りながら熱心に聴き入っていた。
総会の後、「日本人高齢者の死生観の現状と課題」「認知症高齢者の家族介護者のストレスマネジメントと幸せ感」「学校教育における高齢者および高齢社会のとりあげ方」など、それぞれのテーマで研究発表や実践報告、事例検討などが行われた。
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