鹿児島西ロータリークラブ  

村田会員、73歳 英語弁論に挑戦
 ―8月7日 アミュ広場で 会場沸かす


村田和雄会員・南徹会員

 世界に通用する国際人を目指すユニークな英語教育で知られるIBS外語学院(鹿児島市山下町 南徹学院長=当クラブ会員)主催の「ストリートスピーチライブ@AMU」が8月7日、JR鹿児島中央駅前のアミュ広場野外ステージであった。
 このライブで異彩を放ったのが、当クラブの村田和雄会員、73歳。もちろん、学院の生徒の中では最長老。若い生徒たちに交じって堂々と英語による弁論を披露、盛んな拍手を受けた。
 午後零時半、「学院第35期生一人ひとりが、みんな主人公になって、日本の心、日本人の心、そして自分の真心を、日本全国、いや、世界中の人々に英語で発信しよう」という、浴衣に袴姿の南学院長の気合いの入った開会の挨拶でスタート。第35期生29人が和服に洋装にと趣向を凝らした服装で、次々にステージに上がり、「落語にみる日本の情緒」「妖怪が教えてくれる日本の心」「桜島爆発に学ぶ」など、それぞれのテーマを英語で熱弁した。
 20番目に登場したのが村田会員で、テーマは「明治維新と富山の薬売り」。500万両の借金を抱え、財政難に陥った薩摩藩が北前船で北海道から運んだ昆布を中国などに売りさばき、財政を立て直したこと、その昆布の調達に富山の薬売りが活躍したこと、この財政再建が明治維新の原動力につながったことなど、薩摩の歴史を、若い生徒の協力出演も得ながら、堂々と英語で紹介した。

 客席にはロータリアンの仲間の姿も見られ、スピーチが終わると、会場から盛んな拍手と花束が贈られた。
 村田会員は薬品関係の会社を経営しており、もちろん、英語とは無縁で、この4月に同学院に入学したばかり。高校時代は、英語の時間になると頭痛、腹痛が起き、英語は体質に合わない、と決め込み、勉強しなかったという。そうした反省から、もう一度英語に再チャレンジしてみようと決意、同じロータリー仲間の南学院長に頼んで入学さしてもらったそうだ。

 生徒のスピーチが終わると、同学院で教えている深層心理学者のジョン・フォスターさんと南学院長が評価と感想を述べるが、南学院長は「村田さんの応援団もすごかったが、スピーチもよかった。何も流暢にしゃべるのが英語の目的ではない。問題は話の中身で、村田さんのスピーチは内容が非常に良かった」と語り、合格点の評価のようだった。
 英語名で「Kazuo Alan Murata」を名乗る村田会員は「英語への挑戦は老化防止にも効果があるようだ。ピチピチ・シニアで頑張りたい」と、ますます張り切っていた。


 

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