福田正臣会員、めでたく卒寿迎える ―誕生日の3月25日 会員が集って祝う
福田正臣会員
会員歴38年の福田正臣会員が3月25日、90歳の誕生日を迎えられました。その当日夜、甲突川河畔にある会員の山下晧三邸に仲間の会員たちが集まり、福田会員の卒寿を祝いましたが、会員たちが逆に、元気いっぱいの福田会員からパワーをもらったようです。
福田会員は1972年1月に入会され、1985〜1986年度の会長を務められました。この間、多くの実績を残されましたが、中でも昭和53年に提唱された「学習会」は今では当クラブにはなくてはならない重要な存在に成長しました。
特に、3年未満の会員にとっては、ロータリーを知る上でなくてはならない学習の場です。しかも、堅苦しい会議ではなく新入会員も気軽に疑問をぶつけ、時には自分の意見を述べるチャンスの場でもあります。その雰囲気は福田会員が始められた時とほとんど変わらず、今に引き継がれています。
福田会員の教えをうけた多くの会員が、その志と人柄にひかれ活発に活動を続ける原動力にしていることも確かです。
当夜は25名ほどの会員有志と米山奨学生パンさんが山下会員のお屋敷に参集しました。
川平建次郎会長のあいさつに続き、福田会員が力のこもった声でロータリーにかける思いを熱っぽく語られましたが、その姿に卒寿とは思えない若さを感じました。
続いてパンさんから記念の花束贈呈、そして海江田 卓パストガバナー(会員)の発声で乾杯。
座がひとしきり盛り上がったところで、福田会員が立ち上がり、母校・旧制第七高等学校造志館の寮歌「北辰斜め」が始まりました。お得意の「流星落ちて住む処・・・」に始まる巻頭言には、福田会員の万感迫る思いが込められていました。旧制高校の出身者である太原春雄会員、竹下 威会員、海江田 卓会員も肩を組み、大きな声を張り上げて「北辰斜めにさすところ、大(えい)の水洋々乎・・・」と歌いあげました。
若い会員たちはこの勢いに唖然として眺めているばかりでした。
最後に、太原会員の万歳三唱で福田会員のますますの健勝を祈念してお開きになりました。
(記・古木圭介会員)
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