池口惠觀法主を囲む新春の集い
−1月15日、350人が法主からパワーもらう
池口惠觀会員=烏帽子山最福寺法主
「惠觀大阿闍梨新春のお祓いと集い」が1月15日午後6時半から、鹿児島サンロイヤルホテルで開かれた。当クラブ会員で、真言宗最福寺の池口惠觀法主を囲む新春恒例の行事。県内外の政財界人や惠觀法主フアンを含め350人が大ホールを埋めた。
壇上に設けられた祭壇で、納衣(のうえ)という大阿闍梨の法衣を身にまとった池口法主によって、「世の邪悪を追い払い、平和と平穏を招く」お祓いの儀式がおごそかに執り行われた後、華やかな宴へ。
再び、登壇した池口法主は、「今年がさらに厳しい年になるのは間違いないだろう。十干十二支でいう『己丑(つちのとうし)』の今年は、エネルギーが一つに集中しにくい年回りと見られるが、我が国のリーダーたちが『小異を捨てて大同につく』という東洋的思想に基づいて、垣根を超え力を合わせていけば、暗雲の中に薄日が差してこよう。夏、お盆頃が一つの転換点になるのではないか。私たちも、それぞれが物事の本質を忘れず、世のため人のために努めることが大切だ。それが、みんなが本来、持っている仏さまの光につつまれて生きる道だ。私も、今年が良い年になるよう一段と気を引き締めて護摩行に励みたい」と、語った。
会場には、1日に3000本という護摩木を燃やす荒修行に挑んでいる阪神タイガースの新井貴浩内野手をはじめ最福寺で修行中の野球、柔道界などの有名選手も顔を揃え、フアンに囲まれて記念撮影をする姿があちこちで見られた。
世界を舞台にした池口法主の活躍ぶりを紹介した映像が流されたり、来賓の挨拶、琴の演奏、抽選会などもあり、出席者は3時間にわたる集いを心行くまで楽しんでいるようだった。
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