山形屋 大増床計画を発表 来春着工、天文館の活性化に期待
小林勉会員=(株)山形屋常務取締役
地元鹿児島の老舗百貨店である山形屋はこのほど、2011年の九州新幹線全線開業に向けて、売り場面積を1.5倍に増床する計画を発表した。来春に着工、11年春の完成を目指す。
計画によると、現在の3号館を新2号館として建て替える。地下1階―地上7階建てで、地下と3階以上は2号館とつなぐ。また、鹿児島市の区画整理事業を活用し、自社所有地と市道の換地を進め、イベント広場を確保するなど、周辺を含めて一体的な整備を図る。これにより、売り場面積は現在より1.5倍の増床、総面積は4万8000平方bとなる。投資額は100億円が見込まれている。コンセプトは、さまざまな新しい魅力をプラスさせる「百+一貨店(ひゃくいっかてん)」。
県内ではJR鹿児島中央駅周辺や市南部などで大型商業施設の進出が相次ぎ、地域間競争が激化している。こうした中で、山形屋の増床計画を天文館地区振興のバネにしたいという大きな期待が寄せられている。
当ロータリクラブの例会場は1号館7階社交室。
10月2日付け南日本新聞朝刊をはじめ各メディアで報道。 詳しくは山形屋のホームページへ
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