鹿児島西ロータリークラブ

会長挨拶 : 2025-26年度 久永忠範

鹿児島西ロータリークラブ 会長
(2025/7/1~2026/6/30)
久永忠範

2025-26年度のスタートにあたり、鹿児島西ロータリークラブの会長として、まだまだロータリーに関する知識不足も多々ありますが、1年間しっかりと務めさせていただくために、会長としての所信と今年度のクラブ運営に関する重点方針を述べさせていただきます。

まず、私たち鹿児島西ロータリークラブの今年度のビジョンを共有させていただきます。

「クラブ会員親睦を深め、クラブの活性化を図り、地域社会に貢献できる魅力あるクラブを目指す」

このビジョンは、私たちの活動の根幹であり、クラブとしての存在意義を表し、会員一人ひとりがこのビジョンを自らの指針として再認識し、行動につなげていくことが、これからの鹿児島西ロータリークラブの活性化につながると思います。

本年度は、このビジョンの実現に向けて、特に5つの柱に重点を置いて活動を進めてまいります。

第一に、「親睦を深めて、ロータリーの輪を広げよう」です。ロータリーの原点とも言える親睦の精神を大切にし、クラブ内のつながりをより強固にすることが、すべての活動の基盤となります。そこで今年度は、自然の中で交流を深める機会を創出し、親睦を深めるために、『アウトドアクラブ』を設立いたします。ハイキング、デイキャンプ、ウォーキングなど、自然に親しみながら気軽に参加できるアクティビティを企画し、心と身体のリフレッシュと会員間の親睦を深めていきます。一方で、アウトドアが苦手な方や参加が難しい方にとっても、楽しく交流できる機会も用意したいと思います。例えば文化・教養をテーマにした親睦活動として、鹿児島の歴史や文化を中心にした講演と食事会など、多様なプログラムを通じて、幅広い会員が無理なく親睦を深められる環境を整えてまいります。誰もが居心地よく、参加したくなるクラブを目指して、工夫と柔軟性を大切にしていきます。

第二に、「DEI(多様性・公平性・インクルージョン)の継続的な推進と、新たな地域奉仕の展開」です。年齢、性別、職業、バックグラウンドに関わらず、多様な価値観が尊重されるクラブ文化を築くことは、現代におけるロータリーの重要な使命だと思います。これに加え、地区補助金を活用した地域密着型のプロジェクトにも積極的に取り組み、地域社会が抱える課題の解決に貢献していきます。

第三に、「米山奨学生のクラブ活動への参加を促す」ことも重要な取り組みです。国際的な視点と多様性に富んだ背景を持つ奨学生の方に、例会やクラブ行事、奉仕活動に積極的に関わっていただき、会員との交流を通じて相互理解と友情を育む場をつくってまいります。

第四に、「学習会でのグループ討議の実施」です。毎月の学習会においてテーマを設け、会員がグループに分かれて自由に意見交換を行う時間を設けていきます。これにより、ロータリーの理念や地域課題に対する理解を深め、クラブとしての方向性を会員全体で共有する場とします。

第五に、「クラブビジョンの再認識と実践」です。単にスローガンを掲げるだけでなく、日常の例会や奉仕活動、親睦の場など、あらゆる機会においてこのビジョンを意識し、体現していくことが重要だと思います。小さな積み重ねが、やがて地域から信頼され、誇りあるクラブへとつながっていきます。

本年度も会員の皆さまと力を合わせ、多様性と調和、そして真心ある奉仕と親睦をもって、より良いクラブづくりに邁進してまいります。どうぞ一年間、よろしくお願いいたします。