3クラブ合同例会でサプライズ！　～池口会員が卓話～

2013.04.03　於：ホテル東急イン

　鹿児島西、城西、サザンウィンドの３ロータリークラブによる合同例会を４月３日、ホテル東急インで開催、池口惠觀法主（西RC会員）が現れ卓話を行った。
　同会員は、鹿児島西RCのメンバーで在籍43年、マルチプル・ポールハリス・フェロー、上から3番目の超古参会員。新聞、テレビを賑わす渦中の人の登場とあって会場はざわめいた。会員の耳目が集中する中、壇上に立った池口会員は穏やかに語り始めた。
　平成21年から4年間で5回訪朝、仏道を修する者として両国に横たわる懸案の解決に少しでも役立てる様に努めてきた。その中で北朝鮮の大使館ともいえる朝鮮総聯本部ビルが競売されることになり、このままでは日本が朝鮮総聯を追いだす形となりかねない。日朝関係は断絶し、事実上の戦争状態を招き、両国民に多くの犠牲を強いることになると思った。針の穴くらいでも対話の糸口を残すべきではないのか？こういう事態に対処するのが政治家や宗教家の役割だと思っている。圧力だけでは北朝鮮を追い詰めるだけで解決にはならないとその経緯を述べ、「だから私は競売に応札した。資金（45億円）の調達は容易ではないが、今回の私の行動が仏の道に沿うものであれば必ず道は開かれる。朝鮮総聯本部ビルが靖国神社の傍にある事にも深いご縁を感じ、日本の平和を願い『「靖国で会おう』を合言葉に散華（さんげ）した特攻隊員の慰霊と世界中に放置された戦没者の魂を敵味方の区別なく供養しながら、世界平和を祈念する巡礼を続ける行者として、このビルを『怨親平等思想』に基づく『民族融和』の拠点としたい考え、信念を持って落札した｣と締めくくった。