四世代フォーラム「教育 温故知新」
2006.04.15 於:みなみホール
1)鹿児島西ロータリー・クラブは、2)インターアクトクラブ、3)ローターアクトクラブと、4)プロバスクラブの活動を支援している。また、お互いの親睦と理解を深めるために毎年、交流会を開催している。交流会の中から、この種の会合を鹿児島市内10ロータリー・クラブ共催で開催してみてはどうかとか、公開で開催してみてはどうかというような意見が出ていた。今回、鹿児島西ロータリー・クラブの主催で、世代間の交流をテーマとした公開フォーラムが初めて企画された。実行委員会が結成され、種々検討された。
1.基調講演:島津義秀氏
精矛神社宮司。薩摩琵琶弾奏者。ご本人は小児期に鹿児島では教育を受けていないが、学生時代に触れた示現流の武道に端を発した郷中教育への心酔から、世代間の交流のあり方を学ぶことにした。
2.パネルディスカッション:南徹会員(クラブ一の論客)をコーディネーターとして実施する。
パネリストは、インターアクト、ローターアクト、プロバスクラブとロータリーから選出する。各世代間の
意見交換をしながら薩摩の郷中教育に心を馳せ、現代に生かす道筋を探る。
3.会場は大野達郎会員(南日本新聞社監査役)の世話により、「みなみホール」を使用する。
4.開催は土曜日の午後、約3時間とする。
■基調講演
◎講師は幼少時に鹿児島の教育を受けたことがない。
◎「郷中」は「ごじゅう」と読む。明治維新を達成した諸先輩は「郷中教育」を受けた人々である。
◎学生時代に、ゆかりのある加治木の青雲舎で示現流の稽古に接した。
◎「鹿児島」と、人の道を教育した「薩摩」は異なる。果たして今の「鹿児島」は「教育立県」と言えるか?
◎「郷中教育」は「10年の戦(いっさ)で、ケ死んだ」という説明がある。
◎「鹿児島百年(南日本新聞社発行)」に掲載された文章は、次の通りである。
薩人の持つ豪華さ、大らかさ、寛容さ、進取性或いは節義の固さ、公共への没我性、そして固有のほとんど風土的なものかと思えるほどのさとさ、頭の働きの機敏さというものはいまの鹿児島ではどうなっているのであろう。私は今一度若い薩人達をして、その固有なる者を磨かしめ、往年の美に戻らしめ、この日本の主軸を握らしてみたい願望が、あふれるほどにある。
■パネルディスカッション・・・郷中教育に学ぶ・・・
南徹会員と島津義秀講師のリードで行われた。
パネリストの意見発表、パネリスト同士の意見交換、フロアからの発言等々、活発な発言が続いた。
鹿児島西ロータリークラブ・アーカイブス